「松代まちづくり研究会」ファシリテーターとして参加

長野インターを降りてすぐ、
長野市の南部にある「松代町」
長野市は全国的に知られる観光地である『善光寺』や『戸隠』があり、
それに並ぶ観光地としてなかなか知名度が上がらない松代町。
実は26ヶ所51棟の登録有形文化財建物があり、
その数は長野市の4割強。
古代から近代までの歴史的文化遺産が町中に点在しているのも特徴ですが、
その中心たるは江戸時代に真田信之が上田から移封した「松代城」と
治世約250年の間に築かれた城下町です。







そんな松代において、今後のまちづくりにご興味がある方が集まり
共に話し合う場である「まちづくり研究会」
旅行現場のプロとして、ファシリテーターとして参加しております。
・どのように観光都市として踏み出していけばいいか?
・観光地として具体的に何を改善していけばいいか?
これまでは、たくさんある名所旧跡を『保護・整備』していたけれど
観光材料としてもっと『活用』していていきたい。
これはまさに『日本遺産』の考え・構想と一致しています。
松代の方々が、この街に点在する名所旧跡の歴史的・文化的価値をより認識し、
特に次世代を担う子育て世代が、それらを誇りに思い多く住まい、より活気のある街としていきたい。
そのためにも、観光を経済の主軸としていきたい——
これは長野商工会松代支部長である香山さんの言葉。
現在の松代の史跡の保存、城下町の景観整備、まちづくり研究会の声がけなどを積極的に進めておられる
松代観光推進の第一人者です。

長野(北信)の観光事情
北信近辺の観光地事情で考えますと、
善光寺、戸隠の次に君臨しているのは近隣の小布施町。
栗と北斎で有名になりましたが、
まちなみ景観にも町民をあげて取り組んでこられ、
山里の優しい雰囲気に洗練された文化的な印象が人々を惹きつけています◎
須坂も県下最大級のショッピングモールの誘致を成し遂げ、
益々人が押し寄せています。
インバウンド目線で見るとSnow monkeやHakubaに人気が集中しています。
でも長野には魅力的な観光地がまだまだあります!
より多くの場所にスポットライトを当てていきたい!
私もまちづくりにこのように参画するのは初めての経験となり
毎回多くのことを学ばせていただいております。
名所旧跡の数、昨今の観光ニーズへのマッチング、
観光都市として求められる要素はいくつかありますが、
それと同じくらい大事なのは、その町の市民の方々の熱意!
少しずつでも着実に歩みを進めることで、
必ずや「観光都市・松代」は実現できると考えております。
まずは行動あるのみ!
かつてこの町が排出した佐久間造山先生。
幕末の日本、今後世界とどう関わり、どう対策を取っていけばいいか?
勝海舟、吉田松陰ら多くの人材に影響を与えた象山の思想と教育には、
同時に具体的に展開する国家戦略がありました。
造山先生のようなパッションを持って!
具体的に、着実に、進めていきたいと思います!
