阪急交通社様たびコト塾「NATSUKI添乗員と行く」ツアー第2弾実施|2026.4.15-16

先月4月中旬「NATSUKI添乗員と行く」ツアーの第2弾が催行されました

今回の行き先は山梨県。
「ワイン」に焦点を当て、普段訪れることの少ない観光地を巡りながら
この地の魅力と歴史に深く触れようという趣旨でのご案内です。

サブテーマは『2つの日本遺産を巡る』
・葡萄畑が織りなす風景
・日本ワイン140年史
これらのお話をしつつ、ツアーを進めていきます。

山梨がワインの生産の一大拠点となっていること
果樹栽培が大変盛んであることは広く知られるところですが

その甲府盆地がいかにして葡萄畑で覆われる現在の光景へとなっていったのか
現代ではすっかり当たり前となったワインという飲み物が日本でどのように普及していったのか

しっかりと学びつつ、ワインやお料理に舌鼓を打ちつつ、2日間の行程で進めていきました。

ワインへの『愛』を感じた訪問

ロリアンワイナリー(白百合醸造)さんを訪れた時のこと

勝沼の地形から葡萄の畑、ワインの製造過程など
社長の内田さん直々に非常に熱心にお話しくださいました。

最後はテイスティングと購入希望者への商品説明をしてくださったご主人
料金に関しては少々うろ覚えのご様子

ご主人曰く
「それぞれ自分の愛する子供のようなものですよ。
 長女は3000円、翌年の次女は出来が良くて4000円、
 期待の長男は今一つで2500円なんて、それぞれに値段をつけられますか?」

世界のデキャンタでプラチナ受賞のワインを何本も生み出してきた当ワイナリー

ご主人のワインづくりへの情熱、熱心さも感じましたが
それ以前に大きなワインへの『愛』があるのだと、ひしひしと伝わってきました。

時代の歩みを感じるワイナリー

原茂(はらも)ワイナリーさんはちょっと変わったワイナリー

こちら勝沼エリアは、元々は多くの農家が「養蚕」を行っていましたが
化学繊維の流入とともに需要は後退。
多くの養蚕農家が利益性の高い「葡萄栽培」へと転換していきました。

かつての養蚕農家の建物の特徴は「突き上げ屋根」と呼ばれる一段迫り上がった屋根

このように原茂ワイナリーさんの建物はその当時の様子をよく残しており
「養蚕農家の特徴を持つ和風建築ワイナリー」として日本遺産の構成文化財に登録されています。

現在90近くのワイナリーが存在するとされている勝沼では
モダンな設備や建物のワイナリーも多く

往年の時の流れを感じられる当ワイナリーは大変珍しい存在です

現在私たちが目にする「葡萄畑が織りなす風景」は
このような時代の歩みの上に生まれてきた光景であると

幾重の香りの層が複雑に絡み合うワインのように
クロスオーバーする歴史を感じる空間でした。

「葡萄薬師」をお祀りする大善寺

ここも一度訪れてみたいと思っていた「大善寺」さん

一説には、8世紀に行基が悪夢により感得されたのが「手に葡萄を持った薬師如来」と日光・月光の薬師三尊で
その薬師如来はこの地に葡萄栽培を伝え、それを彫り安置して開山したのがここ大善寺とのこと。

5年に1度拝むことができる秘仏のため、普段はこのようにパネルが置かれていますが
両脇の十二神将立像も大変素晴らしく、圧巻の光景でした。

またこちらでは珍しく
ご住職がお手製で作られているという葡萄酒もいただくことができます。

この一帯は寺社仏閣の軒先へも葡萄畑が広がり、
神事でも葡萄酒を御神酒とする神社もあります。

葡萄とワインとの地域の関わりが多岐にわたる、この土地らしい体験。

ワインのお味は、手作りらしい大変素朴な味。
日本ではなかなか出会えない一杯、大変美味しく頂戴いたしました

「この前の旅があまりにも楽しくて」

昨年に続けて2回目となったNATSUKIツアーの開催

ツアーを造成いただく部署とは前回が初めてのお仕事であったため
お互いがどのような熱意と責任感を持ってツアーを作り上げようとしているのか
未知数な部分がありました。

ツアーは『作り手』と『現場運営』の両者が良い仕事をして初めて
お客様に「よかった!」と仰っていただける商品となります。

たびコト塾さんにはその確かな手応えがあり
私も信頼と安心を持って現場での仕事に赴くことができました。

また、今回ご参加のお客様の中には
前回のNATSUKIツアーにご参加くださった方が複数名

聞くに「前回がとてもよかったので」とのこと

皆さんとの和気藹々とした雰囲気、
学びあり、笑いあり、癒しありのあっという間の2日間で
他のツアーでは体験できない時間だったと仰ってくださいました

また、私のYouTubeは主に海外添乗員としての経験・体験をお伝えしているため
視聴者の方は海外旅行にご興味をお持ちの方が多くおられるのが特徴です。

YouTubeで今回の旅を知ったという奥様は
「主人とずっと海外旅行をしてきて『晩年は近い日本を訪れようね』と話していたの」と。

ご主人が早くして他界されてその夢は叶わなくなってしまったけれど、
この様に皆さんと楽しく日本の旅行に行けてとても楽しいとお話しして下さいました。

皆様にツアーを楽しんでいただけ
当たり前の様ですが、心から嬉しく思います

私にとっても忘れられない時間となりました

今後求められるのは「観光地を巡るだけ」ではない旅

今回はサブテーマが日本遺産だったこともあり
『日本を改めて学ぶ』という点に重きを置いたツアー運営に努めました。

日本遺産は、これまで「保存」されていただけの文化財を
『ストーリー』を軸にまとめ上げ
日本に多々ある文化財を(観光的に)「活用」しようとして制定されていった背景があります

私はもともと、歴史や文化にそう興味があった人間ではありません。

しかし、日本全国・世界各国を巡るにあたり
その背景や価値をきちんと理解することで

ただのスタンプラリーのような単調な達成感ではなく、
感動や満足感を持って観光地を巡ることができると痛感してきました。

今回はたびコト塾での企画ということもあり
皆さま「旅は学びがあるとより楽しめる」と認識いただけている方ばかり

私のバス車内でのお話も、現地でのご担当者からのお話も、皆さま非常に熱心にお聞きくださり
とあるお客様からは「こんなツアーを待っていました!」との声

『知的好奇心をくすぐる旅』をそれぞれにお楽しみいただけていた様に思います。

今後も「たびコト塾」×「日本遺産」×「NATSUKI添乗員」のツアーは
日本各地で開催される予定です。

これからも多くの皆さまを
楽しく、満足度の高い旅へご案内させていただきたいと思います
(添乗員冥利に尽きるとは、まさにこのこと!)

ご参加いただきました皆様
そして企画・運営をしてくださったたびコト塾関係者各位
改めてお礼を申し上げます

どうもありがとうございました

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